曹洞宗(そうとうしゅう)石川県青年会の第38回こども禅のつどい(北國新聞社後援)は27日、金沢市長坂町の大乘寺で開かれ、小学1~5年の13人が坐禅(ざぜん)を体験し、禅の心に触れた。
夏休みの恒例行事だったが、今回初めて春休みに開催した。コロナ禍ではオンラインで実施し、対面では4年ぶりとなった。
川端孝法会長があいさつ。児童は坐禅用のクッション「坐蒲(ざふ)」に座り、足や手の組み方、呼吸法や姿勢を教わり、心静かに坐禅に取り組んだ。肩や背中をたたく警策(きょうさく)の受け方も学んだ。米泉小2年の青木桜和さんは「手の形が難しかった」と話した。
児童の健全育成を目的に開かれ、寺や協賛企業に設置する能登半島地震の募金箱作りも行われた。参加費の一部は義援金とする。