福井県美浜、若狭両町にまたがる県道三方五湖レインボーラインの山頂公園を運営する第三セクター「レインボーライン」は5月7日、ゴールデンウイーク(GW)期間中の入園者数を発表した。4月27日~5月6日の10日間で2万1729人と初の2万人超えとなり、1970年の開園以降で過去最高を記録した。
同期比では、2020年は新型コロナウイルスの影響で休園、21年8696人、22年1万6806人、23年1万9339人が入園した。19年は1万8203人だった。
1日当たりの入園者数も、4日に4002人となり、初めて4千人を突破した。5日3959人、3日3896人、28日3523人と続いた。3~5日は開園時間を30分早め、閉園時間を15分遅らせて対応したという。
同社は過去最高を記録した要因として、連日好天に恵まれたことや、北陸新幹線敦賀開業に伴いさまざまなメディアで福井県が取り上げられ、北陸地方や関西、中京方面からの集客の底上げにつながったことを挙げた。ホームページ刷新や交流サイト(SNS)の多用で情報発信の強化にも取り組んでおり、担当者は「勢いが衰えないようにしていきたい」と力を込めた。