加賀野菜の一つ「打木(うつぎ)赤皮甘栗(あかがわあまぐり)かぼちゃ」の出荷が31日、金沢市下安原町のJA金沢市砂丘地集出荷場で始まり、朱色の鮮やかなカボチャ約325キロが箱詰めされ、県内の市場に届けられた。1日昼にも店頭に並ぶ。
今季は生産者3人がハウスと露地栽培を合わせ、前年比3・2アール減の約76・6アールで栽培する。6月中旬ごろに出荷のピークを迎え、7月末まで関東、関西、中京にも送り出される。総出荷量は前年比約1・7トン減の約10トンを見込む。
打木赤皮甘栗かぼちゃは、ねっとりとした食感と強い甘みが特長。同JA打木赤皮甘栗かぼちゃ部会の橋本一吉部会長(69)は「天ぷらにするのが一番おすすめ。煮物やみそ汁に入れてもおいしい」と話した。