試し釣りでアユの生育を確かめる組合長=6月8日、福井県永平寺町の九頭竜川

試し釣りでアユの生育を確かめる組合長=6月8日、福井県永平寺町の九頭竜川

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九頭竜川のアユの成育、釣果「上々」 解禁控え漁協が試し釣り

福井新聞(2024年6月10日)

 九頭竜川中部漁協(福井県永平寺町)は6月8日、アユの成育状況を調べる試し釣りを行った。天候にも恵まれ釣果は上々で、組合員は「いいシーズンになりそう」と太鼓判を押した。同漁協管内のアユ釣り解禁は15日。

 同漁協は今シーズン、4月22日から計約100万匹(8千キロ)の稚魚を放流した。試し釣りは組合員ら18人が参加。勝山市から福井市にかけての九頭竜川の管内全域で、各ポイントに分かれて午前10時から2時間ほど友釣りを行った。計383匹を釣り上げ、サイズは平均16~17センチ、最も大きいものは19センチだった。

 釣ったアユは、放流して育ったものか海から遡上(そじょう)したものかを判別。組合長は「放流ものがうまく育ってくれているのに加え、天然ものも早くから遡上している印象。解禁日からいい釣果が期待できる」と話していた。

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