石川県立歴史博物館の「大鉄道展」(同館主催、北國新聞社共催)は18日開幕し、模型や写真、駅名看板やパンフレットなど多彩な資料約250点が新幹線をはじめ、鉄道の歴史と魅力を伝えた。夏休み初日とあって多くの家族連れが来場し、ジオラマが置かれた展示室や鉄道おもちゃで遊べるコーナーには、子どもたちの歓声が響いた。
北陸新幹線金沢開業と博物館のリニューアルオープンを記念した夏季特別展として企画された。
東海道新幹線の構想から北陸新幹線開業までを解説したコーナーには、新幹線の元祖である「0系」の普通車、1等車の座席や、昭和天皇のために作られた東海道新幹線の沿線案内図など、貴重な資料が並んだ。
大鉄道展は8月23日までで、会期中は無休。入場料は一般1千円、大学生800円、小中高生300円。
金沢市中心部を博覧会場に見立てるかなざわ・まち博2015(本社特別協力)の開幕式も同日、県立歴史博物館で約70人が参加して行われた。8月23日までの37日間、伝統工芸や食の体験など、全101講座が開かれる。