お盆休みとあって買い物客で混雑する三井アウトレットパーク北陸小矢部=小矢部市西中野

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小矢部アウトレット開業1カ月 初年度来客数350万人超へ

北日本新聞(2015年8月16日)

 北陸初のアウトレットモール「三井アウトレットパーク北陸小矢部」(小矢部市西中野)は16日、オープンから1カ月を迎えた。県内外から大勢の買い物客が連日訪れ、お盆に入ってからは帰省客も目立つ。開発事業者の三井不動産(東京)の藤波伯彰(みちあき)アウトレット部長は北日本新聞の取材に「来客数、売上高ともに想定を1割弱超えるペース」と述べ、初年度の年間来客数については300万~350万人の予想を上回る見通しを示した。将来の増床計画にも前向きな姿勢を見せた。

 厳しい暑さが続く中、完全屋内型が奏功し、快適にショッピングを楽しめることが客数増につながっている。お盆に入って客足は勢いを増しており、15日も大勢の人でにぎわった。新潟県聖籠町の会社員、新保裕也さん(37)は、妻の実家が小矢部市にあり、里帰りに合わせて家族で初めて訪れた。「いろいろな店があって楽しい。屋内のため涼しくていいですね」と笑顔を見せ、子供服などを購入していた。

 お盆明けの17日からは、ツアーバスの受け入れも始め、県外からの団体客や外国人観光客で、来客数はさらに伸びる見込みだ。

 今後は増床への期待が高まるとみられる。三井不動産は国内13カ所でアウトレットモールを展開しており、このうち7カ所で増床した。通常は開業から2~3年間の客数などの実績を踏まえて判断し、5年後をめどに増床するケースが多いという。

 藤波部長は北陸小矢部について「予想を上回る滑り出しだ。浸透度に手応えを感じている」と強調。その上で「敷地には余裕があり、増床の可能性はある。今後の来客数、テナント出店のニーズを踏まえて判断したい」としている。

 北陸小矢部は7月16日にオープン。有名ブランドや人気ファッション、スポーツ関連、キッズ用品など173店のテナントが入っている。

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