立山町金剛寺の農事組合法人「食彩工房たてやま」(西尾智恵子代表理事)で、町特産の寒もち作りが最盛期を迎えている。22日も乾燥場には、赤カブやクチナシ、ヨモギなどで色付けした餅がつるされ、鮮やかなカーテンを広げたような光景が見られた。
寒もちは約40日かけて冷たい空気にさらす。この日は11人の女性組合員らが作業を分担。長方形にスライスした餅を14枚ずつひもで結び、乾燥場につるした。
ことしは約14万枚製造する予定。西尾代表理事は「暖冬傾向だが、ここしばらくは寒さも十分。風通しに気を配り、じっくり、おいしく仕上げたい」と話していた。
22日は冬型の気圧配置と寒気の影響で、朝の最低気温が上市で氷点下6・2度、砺波で同4・9度など県内の5観測地点で今冬一番の冷え込みになり、日中の最高気温は氷見の3・5度が最高だった。