南砺市日本画連盟(岡田繁憲委員長)の作品展が18日、同市福野文化創造センターで開幕し、豊かな色彩を駆使した44点が、味わい深い風情を漂わせている。20日まで。
物故会員を含む44人が自信作を1点ずつ出品。身近な風景を題材にした作品が目立つ。夏の木陰を青で表し、涼しげな雰囲気を醸し出しているほか、屋外で大豆を干す様子をカラスの姿とともに描き、季節感を漂わせている。カンナの花の赤、逆光による葉の灰色というコントラストを際立たせるなど、色彩感覚に優れた作品もある。
開会式で、岡田委員長が「ますます努力し、活動が盛んになるようにしたい」とあいさつ。来賓の酒井啓行市教委教育部次長、向川静孝市議会副議長、山辺美嗣県議、横山豊介市美術連合会長が祝辞を述べ、連盟のさらなる飛躍に期待を寄せた。テープカットや、出品者による作品解説もあった。北日本新聞社後援。