松本市安曇の北アルプス上高地で、黄色の小さな花が咲くハンゴンソウが見頃を迎えている。上高地ビジターセンターによると、7月20日ごろに開花を確認しており、例年より2〜3週間ほど早い。
ハンゴンソウは高さ1・5~2メートルの多年草。梓川沿いなどの湿った草地に群生しており、例年は8月中旬ごろ見頃になる。今年は残雪が少なく、上高地では全体的に早く花が咲き始めている。
上高地で明神池や大正池周辺の自然ガイドをしているビジターセンターのスタッフ、氏原美幸さん(40)は「黄色の花を咲かせ、群生している様子を見て楽しんでほしい」と話している。