チューリップの開花を調整するため、遮光ネットのパイプ枠を設置する造園業者=砺波チューリップ公園

チューリップの開花を調整するため、遮光ネットのパイプ枠を設置する造園業者=砺波チューリップ公園

富山県 砺波・南砺・五箇山 花・紅葉

チューリップフェアに向け開花調整準備

北日本新聞(2017年1月6日)

 今春のとなみチューリップフェアに向けて開花を調整するため、砺波市花と緑と文化の財団は5日、メイン会場の砺波チューリップ公園(同市花園町)で、大花壇への日差しを遮るネットのパイプ枠を設けた。暖冬傾向にある中、気温やチューリップの生育状況に応じてネットで覆うことができるようになった。覆うのは2月初旬をめどとしており昨年より早まる可能性がある。

 フェアは4月21日から5月5日まで。遮光ネットを使い、大花壇が開幕時に3割程度、4月末に全ての花が咲くよう調整する。昨年12月22日には砺波市で最高気温22・2度を記録しており、暖冬に備えようと、設置を2週間早めた昨年と同時期にパイプ枠を取り付けた。地元の造園業者5人が作業をした。

 県内でのチューリップ球根栽培100年目を記念し、大花壇には100の数字と県産品種を地上絵として描く。暖冬を見込み、大花壇に植えた球根はおくての品種が7割と多く配置している。同財団は「会期中にきれいなチューリップを見てもらえるよう準備したい」としている。

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