巨大な造形作品の周りで繰り広げられるダンスパフォーマンス=オーバード・ホール

巨大な造形作品の周りで繰り広げられるダンスパフォーマンス=オーバード・ホール

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舞台の上の美術館 開幕 7日までオーバード・ホール

北日本新聞(2017年3月3日)

 劇場をアートで彩る美術展「舞台の上の美術館 II 巨無(きょむ)と虚無」が3日、富山市のオーバード・ホールで始まる。県内の気鋭作家2人が手掛けた巨大な造形作品がステージに並び、音楽や照明、映像を駆使した演出で来場者を楽しませる。2日は会期中に披露するダンスパフォーマンスのリハーサルもあり、本番に備えた。北日本新聞社共催。

 オーバード・ホールが開館20周年を記念して企画した。造形作家の清河北斗さん(黒部市)と、日本画家の平井千香子さん(上市町)が近作を中心に28点を出品した。ホールのほか、ロビーや通路にも展示し、来場者は自由に作品を鑑賞できる。

 目玉は、清河さんが制作した高さ9メートルの巨人像2体と、平井さんと共作した全長12メートルのさなぎ像。いずれも客席に近い、ホールの主舞台に置いた。広い会場の中で圧倒的な存在感を放っている。

 ダンスパフォーマンスは「仮様(かりさま)祭り」と題した演出の一つ。リハーサルで市民ダンサー60人がエネルギッシュな踊りを披露。出演者の動きや機器の作動状況などを細かく確かめた。音楽と映像を組み合わせたショー「ライヴTIME」もチェックした。

 7日まで。入場無料。

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 開場時間は午前11時~午後8時。「仮様祭り」は3日が午後7時半から、4、5日はそれぞれ午後3時から。「ライヴTIME」は毎日6回(午前11時10分から約90分間隔)行う。

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