金沢市の石川県立美術館と金沢21世紀美術館で開催中の第73回現代美術展に13日、金沢美大の新入生25人が団体鑑賞に訪れた。新入生は先輩たちの入賞、入選作に目を見張り、来年の現美への出品を誓う姿も見られた。
引率した岩崎純准教授(油画)が金沢美大生の作品を題材に構図や色彩の要点を伝え、「1枚の絵を1、2カ月かけて制作することもある。構想を練り上げ、じっくり描くことで力が付く」と説明した。鑑賞後、遠矢実樹さんは「先輩の情熱が作品から伝わってきた。私も来年は現美に出品して入選を目指したい」と刺激を受けた様子で話した。