■29日からライトアップ
29日~5月1日の「国宝・瑞龍寺 春のライトアップと門前市」に向け、3Dプロジェクションマッピングの試験投影が20日、高岡市関本町の瑞龍寺で行われた。高岡御車山(みくるまやま)祭(まつり)が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録されたことを記念し、高岡の歴史文化の魅力を表現した映像が山門横の壁面を華やかに彩った。
プロジェクションマッピングは、2014年春のライトアップから毎年実施。山門の左右に広がる回廊の壁面(それぞれ幅約20メートル、高さ約3メートル)を一つのスクリーンに見立て、3D映像を投影する。ことしはバブルマシンで無数のシャボン玉をつくり、カラフルな光の玉が飛び交う演出を取り入れた。
デジタル製作会社のキャンバス(富山市清水中町、山本博士社長)が映像を手掛けた。高岡の象徴として、開町の祖で加賀藩2代藩主の前田利長、御車山祭、伝統工芸にスポットを当てた。山本社長は「古き良き建物を会場に、最新の技術を使い、400年を超える高岡の歴史の深さを伝えたい」と話す。
ライトアップは午後6時半~同9時半。プロジェクションマッピングは3日間とも同7時20分ごろから20分間隔で行う。瑞龍寺ライトアップ実行委員会主催、北日本新聞社など共催。