県内有数の産地である小松市で22日、春ダイコンの出荷が本格化し、みずみずしいダイコン約4トンが、同市今江町1丁目のJA小松市野菜集出荷場に持ち込まれた。小松、金沢の市場に運ばれ、23日に県内の店頭に並ぶ。
JA小松市によると、市内では農家5軒が1万平方メートルで春ダイコンを栽培している。今年は3月上旬に種をまいてから4月中旬まで夜間温度が低く、初出荷は例年より1週間程度遅れた。生育は順調で、大きさ、品質とも上々という。6月下旬までに55トンの出荷を見込む。
同JA春だいこん部会の松本幸雄部会長は「柔らかくて、つやのあるダイコンができた。サラダなどで味わってほしい」と話した。