白山の夏山開きに向け、白山観光協会の職員らは5日、白山市白峰の市ノ瀬ビジターセンター付近で、白山室堂ビジターセンター(標高2450メートル)へ物資を空輸する作業を始めた。ヘリコプターで食料品や燃料のほか、室堂周辺での記念イベントに必要な道具も運び、開山1300年の節目に霊峰を訪れる登山客を迎える準備を進めた。
ヘリ2機を使い、市ノ瀬ビジターセンター―室堂間を計62往復して約43トンの物資を届けた。記念イベントである舞踊披露で使われる太鼓や、「お水返し」事業のモニュメント、開山記念のロゴマークが入った土産品などを輸送した。
空輸作業は6日も行われ、飲料やプロパンガスを運ぶ予定となっている。