金沢市の柿木畠振興会の第11回柿木畠水掛け神輿(みこし)は23日、同市中心部で行われ、約200人が神輿を担いで柿木畠商店街などを練り歩いた。沿道の住民らは柿の実の飾りをあしらった神輿にバケツなどで水を掛け、商売繁盛や無病息災を願った。
神輿は石浦神社を出発し、広坂通りや片町などを巡った。今年は囃子(はやし)望月流10代家元の望月太左衛門さんの長女、望月太左衛さん(東京)が祭りのために制作したオリジナルの囃子が披露され、横笛や太鼓のにぎやかな音色が祭りを盛り上げた。
担ぎ手は沿道から掛けられる水と降りしきる雨でびしょぬれになりながら、「カッキー、カッキー、カッキーナ」と威勢の良い掛け声を響かせた。