南砺市福野地域で25~27日に開かれるワールドミュージックの祭典「スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールド2017」(北日本新聞社共催)に向け、ブラジル北東部の音楽「マラカトゥ」の子ども向けワークショップが16日、同市福野文化創造センターで始まり、小学生らが熱心に取り組んだ。
「マラカトゥ」は迫力あふれる太鼓、ヒョウタンの表面にビーズを張ったシェーカー、ベルなど多彩な音色を織り交ぜた音楽。演奏に合わせてリズミカルに体を動かし、一体感を味わえる魅力もある。
「スキヤキ」のステージやパレードの呼び物として人気が高く、参加者の輪を拡大するため、本番前に大人と子ども別にワークショップを開いている。
子ども向けの講師は、「スキヤキ」出演常連のグループ「バッキバ」リーダー、廣瀬拓音(たくと)さん。受講した市内外の小学1~6年生8人は、ばちの握り方から教わり、左右の手で交互に太鼓を打ち鳴らしていた。アフリカや欧州文化が融合したブラジル音楽の特色についても説明を受け、国際文化に理解を深めていた。
受講者は、25日のオープニングステージ(南砺市園芸植物園)や26日のパレード(JR福野駅前)に参加する。富山市宮野小5年の松木大翔(はると)君は「みんなで楽しくやりたい」と張り切っていた。
練習は24日までの計6回。18日まで途中参加を受け付けている。受講料は楽器レンタル料を含め千円。問い合わせは、福野文化創造センター内の実行委員会事務局、電話0763(22)1125。