28~35歳の県出身者らを対象にした「とやまでど~んと大同窓会」は30日、富山市の富山第一ホテルで開かれた。約300人が懐かしい友人との再会を楽しみながら、人気お笑い芸人のステージで盛り上がり、古里の良さを実感していた。
Uターンを考えるきっかけにしてもらおうと、県が毎年開き3回目。石井隆一知事が「富山は元気が出てきた。それぞれの立場で古里を応援してくれるとうれしいし、Uターンも大歓迎」とあいさつし乾杯した。
会場には富山の地酒17種類が用意され、参加者は飲み比べを楽しみながら懇談。お笑いコンビ「たんぽぽ」と「アンガールズ」のステージやクイズ大会などがあり、熱気に包まれた。今回は企業紹介に力を入れ、10社がブースを設けたほかパンフレットも多数用意した。宮城県石巻市役所に勤務する中条真奈さん(29)は「地酒や魚がおいしく、古里はやっぱりいい」と笑顔で話していた。
イベントに先立ち、若鶴酒造ウイスキープロジェクトリーダーの稲垣貴彦GRNホールディングス取締役と、ウイスキープロフェッショナルの下野孔明さん(富山)によるウイスキー入門セミナーを開催。富山市のとやま自遊館では合同企業説明会を開き、移住・転職の相談ブースを設けた。