七尾市のフォーラム七尾で開かれている「770(ななお)のひな人形展」(本社、ラジオななお後援)に合わせ、JR七尾駅前のビル「ミナ・クル」で明治時代初期に作られたとされる焼き物のひな人形が展示され、来場者の目を楽しませている。
人形収集が趣味の自営業白瀬巌さん(82)=同市松百町=が提供した。人形は24体で、お内裏さまとおひなさま、三人官女、五人ばやしのほか、桃太郎や金太郎、軍旗を持って馬に乗る人形もある。
白瀬さんが中能登町の知人から約15年前に譲り受けた際、お内裏さまがなかったため探し続けていたところ、昨年末に岐阜県高山市で片割れのお内裏さまを見つけ、展示することにした。白瀬さんは「770のひな人形展と合わせて、昔の人形も楽しんでほしい」と話した。