喬木村阿島帰牛原(あじまきぎゅうばら)の「菊花農園」で、ハナモモが見頃だ。10日は白、桃、赤色の花々が、澄み切った青空、うっすらと雪をかぶった中央アルプスを背に咲き誇っていた。
荒れ地を「ハナモモの里」にしたいと、園主の松沢俊子さん(69)が7年前から整備。種や苗から育て、大小合わせて300本にまで増えた。ハナモモの周りには、約1万株というスイセンが植わる。スイセンの見頃が終わると、アイリスが咲き始める。
松沢さんは「今年もきれいに咲いてくれました」。ハナモモは今週いっぱいは楽しめそうで、農園では2回目の「花桃祭り」を開催中。テントを張り、休憩できるスペースを設けた。入場無料。問い合わせは松沢さん(電話090・3150・6502)へ。