となみチューリップフェアに合わせ、砺波の花や食、文化を発信するイベント「TONAMI ism(トナミイズム)2018~花のまちフェス~」が28日、同市のJR砺波駅前で始まった。色鮮やかなチューリップをガラス瓶に詰めた「ハーバリウム」を積み上げた高さ6メートル、直径3メートルのタワーや「花びらのじゅうたん」が会場を鮮やかに彩り、訪れた人たちを楽しませた。29日まで。
砺波商工会議所と庄川町商工会の両青年部が共同で行う事業の第1弾。ハーバリウムはこの日、市内8小学校の3年生と保護者ら約800人が2時間かけて制作。ガラス瓶840本に生花と、のりを詰めて仕上げた。
青年部メンバーが足場を使ってタワーに瓶を設置し、周囲に高さ1メートルのミニタワー3本を置いた。記念撮影を楽しむ人の姿が多く見られ、夜は幻想的にライトアップした。
出町中学校美術部による「花と水と未来へのかがやき」をテーマにしたデザイン画を基に、参加者はチューリップの花びらを敷き詰めた「花びらのじゅうたん」も作った。
アユのつかみ取りや塩焼きの販売といった飲食ブースが並び、砺波工業高校の生徒による「おもちゃの病院」もあった。出町子供歌舞伎曳(ひき)山(やま)の特別公演も行われた。
タワーと花びらじゅうたんは、29日午後3時まで展示する予定。