空の色を鏡のように映し出した「天空の池」=30日、大鹿村

空の色を鏡のように映し出した「天空の池」=30日、大鹿村

長野県 伊那路 アウトドア・レジャー

大鹿の空映す「天空の池」 ネットで静かな人気

信濃毎日新聞(2018年8月31日)

 下伊那郡大鹿村鹿塩の標高2千メートル余の山中にある「天空の池」が、空の色を鏡のように映し出し、「幻想的だ」と話題になっている。村によると、もともと名もない池だったが、インターネット上の書き込みなどを通じて徐々に存在が知られるように。30日も写真愛好家らが訪れ、さまざまなアングルから写真を撮っていた。

 池は直径30メートルほど。周囲に視界を遮る木々などはなく、中央アルプスを一望できる。水面(みなも)には、青い空と真っ白な雲がくっきりと映り込む。愛知県犬山市から訪れた長谷川栄さん(70)は「きょうは天気に恵まれた。夕暮れ時も美しいんだろうな」と、わくわくした表情で話した。

 村によると、10年ほど前、「ネット上の地図にある『天空の池』に行きたい」といった問い合わせが村外からあり、指摘された地図を見てみると、以前牧場だった山中にある池が「天空の池」と名付けられていた。村は当初、観光スポットと認識していなかったが、訪れる人が増えてきたため、数年前から危険な箇所を改修するなどし、村の公式ホームページにも情報を載せた。間瀬稔・村産業建設課長は「村の名所がまた一つできたのでうれしいが、一体誰が名付けたんでしょうか」。

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