今年も残りわずかとなった30日、金沢市の近江町市場は正月用の食材を買い求める市民や観光客でにぎわった。通路は歩くのがままならないほどの人で埋め尽くされ、平成最後の年の瀬も慌ただしい光景が繰り広げられた。
鮮魚店の大口水産によると、マグロや能登の寒ブリをはじめ、酢だこ、数の子、昆布締めのヒラメなどが売れた。1匹1万~1万5千円のズワイガニを買い求める人も多く見られた。荒木優専務は「雪や寒さの落ち着く31日は、さらに多くのお客さんが訪れると期待している」と話した。
近江町市場の年内の営業は31日までで、新年は1日から一部店舗で営業を始める。