広坂振興会の女性会員17人は3日、加賀友禅の着物姿で加盟店や金沢能楽美術館など8カ所に来館、来店した客を出迎えた。金沢の伝統工芸である加賀友禅をPRする初めての取り組みで、華やかな衣装が客の目を楽しませた。
女性会員は松や鶴が描かれた赤、紫など色とりどりの訪問着で接客した。金沢能楽美術館前では17人が並んで通行人に手を振り、初詣客らでにぎわう通りを彩った。
着物は加賀友禅技術振興研究所が貸し出し、加賀染振興協会が着付けした。広坂振興会の髙橋洋一朗会長は「平成最後の年も金沢の伝統を重んじながら、新しいことにチャレンジしたい」と話した。