県商工会議所連合会(会長・高木繁雄富山商工会議所会頭)は、県内の工場など産業観光拠点を紹介する「富山産業観光図鑑 2019年版」を発刊した。掲載施設数は18年版より20カ所増の177カ所とし、「ものづくり県・富山」の魅力を発信。計2万部を発行し、ホテルや観光案内所などに配布する。
図鑑の発刊は5年連続。A5判、フルカラー48ページで産業観光拠点の情報を写真とともに紹介している。氷見市の潮風ギャラリーなど県内各地にある"アニメの聖地"の情報なども掲載している。
スマートフォンのカメラで写真を読み取ると各企業のホームページを閲覧できる「AR(拡張現実)機能」を採用。各施設を巡る周遊コースも提案している。
5日に富山市の富山商議所ビルで発表した高木会長は「企業や施設にとっては、図鑑を通じて多くの人に現場を見てもらうことで、採用面などでプラス効果が期待できる。産業観光の活性化につなげたい」と語った。