第20回南砺ふくみつ雪あかり祭り」が9日、南砺市中ノ江の「道の駅福光」周辺で始まり、巨大紙風船が冬空を彩った。10日まで。
巨大紙風船は和紙を貼り合わせて作られ、高さ約6メートル、幅約3メートル。同市福光美術館で開かれている「なんと版画年賀状公募展」のえと、いのししにちなむ入賞作品など多彩な絵が描かれている。今年は57基を用意した。
ガスバーナーで熱を送り込むと、次々と浮かび上がった。例年通り、東日本大震災で被災した福島県南相馬市の中高生が手掛けた4基も登場。伝統行事「相馬野馬追(そうまのまおい)」にちなむ馬のゆるキャラなどが描かれていた。生徒19人を含む一行24人が見守り、同市石神中学校3年、森洋斗士(ひろとし)さんは「南砺とのつながりを大切にしたい」と話していた。
鍋やカレーライスを販売した飲食コーナーもにぎわった。10日も正午から天候を見極めて紙風船を揚げる。北日本新聞社後援。
◇紙風船絵画コンテスト▽市長賞=南砺福光高校▽市観光協会長賞=城端中学校▽市商工会長賞=吉江中学校▽市教育長賞=南相馬市鹿島中学校▽市議会議長賞=福光中学校▽石黒自治振興会長賞=福光中部小学校▽道の駅福光賞=福光南部小学校▽優秀賞=南相馬市原町第二中学校、原町高校、石神中学校