今月から金沢三茶屋街の一つ、主計(かずえ)町(まち)茶屋街の舞踊師匠に就いた寿柳流(としやぎりゅう)宗家家元の寿柳貴彦さん(東京)を迎えた初めての稽古が27日、主計町検番で行われ、立方(たちかた)の芸妓(げいこ)5人が気持ちを新たに芸を磨いた。
芸妓衆は、寿柳家元が監修し、代稽古を行う寿柳寿(す)々司朗(ずしろう)さんが振り付けた「金沢小唄」と「さわぎ」の所作を習得した。
寿柳家元は「若い方たちもお姐(ねえ)さん方の踊りを見習って精進してほしい」と期待した。家元や寿々司朗さんによる出稽古は今後も月に3日程度行われる。
金沢は茶屋街ごとに日本舞踊の流派が異なり、ひがしは若柳流、にしは西川流が師匠を務めている。