住民が育てたシバザクラが地域を彩る「新屋敷芝桜まつり」は20日から、砺波市林の新屋敷集落を流れる岸渡川で始まる。濃いピンクの花がじゅうたんのように堤を覆っており、19日には新屋敷自治会(野澤敬区長)の住民20人が、咲き具合を確かめたり、草むしりをしたりした。まつりは5月5日まで。
22日に開幕するとなみチューリップフェアに合わせて開く。シバザクラ2万株以上が、岸渡川両岸を計800メートルに渡ってピンクに染めるほか、周辺の道路や用水路沿いにも植えられている。川沿いには菜の花やスイセンも並ぶ。
約50世帯の新屋敷では、住民が2010年からシバザクラを植え、徐々に名所となった。芝桜まつりは有志が15年から始め、住民が案内するなど集落挙げて盛り上げている。
会期中、シバザクラの苗のほか土産品などを販売する。新たに写真コンテストやスタンプラリーも企画した。