福井県子どもまつり嶺南大会は7月6日、福井県の小浜市食文化館で開かれた。小学生約60人が若狭塗り箸の研ぎ作業、くずまんじゅう作りに挑戦し、小浜の食や伝統工芸に触れた。
県子ども会育成連合会などが毎年開いている。
児童は箸研ぎ体験で、漆が塗り重ねられた箸を紙やすりを前後に大きく動かして磨き、卵の殻やアワビの貝殻による鮮やかな模様を浮き出させた。中島小杏綺さん(今富小3年)は「卵の殻の模様がつながって浮き出てくるのが面白い」と黙々と磨いていた。職員がつや出しして仕上げたマイ箸を手にした児童たちは満足そうな表情だった。
くずまんじゅう作りは、くず粉と水を混ぜてとろみが出るまで煮て、専用容器に丸めたこしあんとともに慎重に入れて完成させた。