福井鉄道のドイツ製車両「レトラム」の秋の運行が9月15日に始まる。11月17日まで土日曜、祝日に上下合わせて4本が走り、沿線に異国情緒の彩りを添える。10月12日には客室乗務員(アテンダント)が添乗して沿線観光や福武線について案内する。
上りが▽午前10時45分田原町発福井駅停留場行き▽午前11時32分田原町発越前武生行き-の2本で、下りは▽午前9時30分越前武生発田原町行き▽午前11時13分福井駅停留場発田原町行き-の2本。急行停車駅と福井駅停留場のみに停車する。
レトラムは1965年製の2両1編成で、丸みのある車両前面にヘッドライトが縦に二つ並んだデザインと白、黄のツートンカラーが特徴。県の全額補助を受け、福鉄が土佐電鉄(高知県)から2013年12月に購入した。冷暖房設備がないため、春と秋に期間限定で走っている。
ダイヤは福鉄のホームページに掲載している。10月14、19、20日はイベント開催などのため運行しない。交通規制などでダイヤ変更や運休となる場合もある。問い合わせは越前武生駅=電話0778(22)0617(午前8時~午後9時)。