小松市の那谷寺金堂華(こんどうけ)王(おう)殿(でん)で1日、鎌倉初期に作られたと伝わる毘沙門天(びしゃもんてん)の木製立像が初めて公開された。紅葉シーズンに合わせたお披露目で、参詣者は勝負事に御利益があるとされる秘仏に手を合わせた。
毘沙門天の木像は台座を含め幅35センチ、奥行き25センチ、高さ80センチ。那谷寺によると詳しい制作年代や制作者は不明という。十一面千手観世音菩薩の前に安置された。
同寺にはヤマモミジやドウダンツツジなど約1千本が植えられており、紅葉は11月中、下旬が見頃となる見込み。展示は30日まで。