北佐久郡軽井沢町の軽井沢プリンスホテルスキー場は2日、県内スキー場のトップを切って今季の営業を始めた。黄色やオレンジに色づく木々に囲まれたゲレンデで、県内や首都圏などから訪れた人たちが初滑りを楽しんだ。
ゴンドラリフト乗り場の前は、午前8時半の営業開始前から行列ができた。来場者は順番にリフトに乗り込み、ゲレンデを楽しげに滑走。前橋市の会社員高橋正純さん(46)は「天気も良くて滑り心地が最高」と話し、長女の小学6年芽那(めいな)さん(12)も「気持ち良く滑れた」と笑顔を見せていた。
同スキー場によると、今年は10月上旬から人工造雪機をフル稼働。例年通り2コースを整備して今季のオープンを迎えた。12月下旬には全10コースが滑走可能となる見込み。今季営業は来年4月5日まで。
この日は冬の観光誘客に取り組む官民組織「スノーリゾート信州」プロモーション委員会が式典を開き、県内のスキー場をPR。県スキー連盟によるスキー教室もあった。受講料は台風19号の被災地への義援金に充てられる。