地獄おでんの試作を行う美川商工会青年部員=白山市美川公民館

地獄おでんの試作を行う美川商工会青年部員=白山市美川公民館

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地獄おでん 剣崎なんばなど具材に考案

北國新聞(2019年11月15日)

 白山市の美川商工会青年部は14日までに、地元の味覚や特産品を具材に盛り込んだ激辛おでんを考案した。白山特産のトウガラシ「剣崎なんば」をベースに、あかあかと煮えたぎるだしで地獄を表現。今や全国区となったお隣の「金沢おでん」に負けじと、やみつきになる辛味で美川と白山をアピールする。
 おでんは剣崎なんばをはじめ数種のトウガラシを調合してだしに入れ、大根やゆで卵、地元豆腐店の豆腐や厚揚げ、約10種の具材を煮込んだ。今月下旬にJR美川駅前で開くイベントで振る舞う。当日のお楽しみで、さらに美川ならではの食材を加える予定という。
 13日は美川公民館でメンバーがおでんを試作した。加藤キッチンスタジオ(金沢市)代表の加藤重和さんが指導し、参加者は調理法を確かめ、味付けを調整した。今後レシピは地元飲食店に提供し、新たな名物に育てていく。
 8月に開いたご当地グルメイベント「ミカワン」が地元の家族連れや国内外の観光客から好評だったことから、青年部は2度目の開催を決めた。寒さが強まる季節の屋外イベントに向け、「体も心も温まる一品を」と火鍋風おでんの開発を決めた。
 28~30日の第2回ミカワンでは、普通のおでんや激辛おでんのだしを使った地獄らーめんも味わえる。青年部長の沖谷昌紀さんは「キャッチーな新名物で美川の魅力を食からPRしていきたい」と意気込んだ。

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