阿智村の昼神温泉郷で13日、観光の目玉となるスイーツを決めるコンテストが開かれた。飯田下伊那地域から公募した女性審査員53人が、地元菓子店などが考案した22種類の和洋菓子を試食し、気に入った3品に投票。村がPRする「日本一の星空」にちなんだ星形のパン、地元のリンゴや柿を使ったケーキが並ぶ中、輪切りのスターフルーツを乾燥させた星形の菓子が最多の19票でグランプリに輝いた。
旅館経営者らの実行委員会が主催。応募総数42品のうち、予選を通った金賞作が会場の温泉施設「ひるがみの森」のホールに並んだ。
審査員の子どもも試食に参加。「これおいしいよ」と口の周りにクリームを付けながら各テーブルを回った。最後に審査員が一斉に菓子のそばに置いた紙にシールを貼って、最優秀を決めた。
グランプリ作品を手掛けた南信州菓子工房(阿智村)営業部の寅本芳郎さん(37)は「保存が利くのでお土産に最適」。4月から温泉郷内のほか、飯田下伊那の計25施設で販売する予定だ。