下安原町産の巨峰の初出荷が27日、同町のJA金沢市砂丘地集出荷場で行われ、生産者が甘み十分に仕上がった約500房を運び入れた。28日以降、県内のスーパーなどに並ぶ。
今季は農家3軒が下安原町の約120アールで栽培している。同JAによると、今月の日照不足で例年より5日ほど遅い出荷となったが、糖度が18度以上に仕上がるなど、品質は上々という。来月中旬までに例年並みの約2万房の出荷を見込んでいる。
荒川達夫ぶどう部会長(50)は「大ぶりでジューシーな味わいになったので、家庭で楽しんでほしい」と話した。