職人の卓越した技と感性が光る逸品を集めた「日本の職人展」が、富山大和で開かれている。疫病を払うとされる妖怪「アマビエ」をモチーフにしただるまや博多人形が並び、来場者の目を引いている。7日まで。
年2回開いており、今回は全国各地から44社が出展した。新型コロナ終息を祈り、伝統の白河だるま(福島)に職人がアマビエをかわいらしく描いた。精巧な彩色が特徴の博多人形(福岡)も、アマビエをかたどった置物が出品されている。
桐のベッド(新潟)や京和紙(京都)、杵築焼(きつきやき)のすり鉢(大分)の展示のほか、字書き表札(奈良)などの実演販売もあった。