かほく四季まつり「冬の味くらべ―あったか雑炊・鍋まつり」(北國新聞社特別協力)は23日、かほく市内の飲食店19店舗で始まった。各店が市の特産品や県内の海、山の幸を取り入れた自慢の雑炊、鍋料理など40種類を提供し、コロナ禍の苦境の中、食べ比べを通じた地域経済の活性化につなげる。
まつりでは和風鍋や西洋雑炊、クッパ、鍋焼きうどんなど多彩な逸品を味わうことができる。長柄町の居酒屋「北本」ではホタテとカニの2種類の雑炊ランチを用意した。店長の北本幹人さん(60)は「新鮮な魚介を盛り込んだ雑炊を堪能してほしい」と話した。
まつりは、1930(昭和5)年に小型機で世界三大陸単独横断飛行を成し遂げた市出身の飛行家東善作が米国で資金を稼ぐため、チャプスイ(中国風雑炊)店を営んでいたことにちなんで毎年冬に実施している。
2月21日までの期間中、登録店舗で対象のメニューを注文すると、登録店舗共通の食事券や市共通商品券が当たる抽選券が受け取れる。各店でスタンプを四つ集めると、千円分の市共通商品券を入手できる。