東御市八重原の芸術むら公園で9日、「火のアートフェスティバル2021」が始まった。2019年は台風19号災害、20年は新型コロナウイルスの影響で中止になり、3年ぶりの開催。10日まで、陶芸作品の鑑賞などを楽しめる。
野外コンサートや手作り品の出店があり、初日は秋めいた空の下、にぎわいを見せた。公園内の登り窯では10日にかけて、市内の園児や小中学生、市民らの作品を焼く。
上田市の上田女子短大の学生有志でつくる「灯(ともしび)キャラバンプロジェクト2021」は、坂城町の坂城中学校の生徒が作った500余のキャンドルを展示。温かな光が芝生の上に広がった。
家族で訪れた近くの中学1年岩下結彩(ゆあ)さんは「とてもきれい。コロナであまり出掛けられない中、イベントが開かれてうれしい」と笑顔。同短大1年瀬戸山理彩(りあ)さんは「たくさんの人に見てもらえた」と手応えを話した。
1993年に始まり、29回目。10日は午前10時~午後1時。