■コロナ下で初の生配信
ワールドミュージックの祭典「スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールド」が23日、南砺市福野文化創造センターで2年ぶりに開幕した。30回目の節目を迎えた今回は国内在住のアーティスト3組が出演し、アイヌやアフリカの伝統音楽を取り入れた国際色豊かな演奏を披露した。24日まで。
昨年は新型コロナウイルスの影響で初めて中止した。今年は感染対策として座席を1席ずつ空けて観客を入れ、公演の様子を動画投稿サイト「ユーチューブ」で生配信した。
アイヌ民謡にロックやレゲエなど現代音楽を融合させたバンド「オキ・ダブ・アイヌ・バンド」は、アイヌの伝統弦楽器「トンコリ」を用いた厚みのある演奏で聴衆を引き込んだ。
アフリカ音楽を土台にしたバンド「アジャテ」は、自作の竹製楽器を使った陽気な曲で会場を盛り上げた。市民楽団「スキヤキ・スティール・オーケストラ」は、トリニダード・トバゴ発祥の打楽器、スティールパンを軽快に奏でた。
24日は「コダマ・アンド・ザ・ダブ・ステーション・バンド」など3組が出演する。北日本新聞社共催。