ＪＡ小松市の農産物直売所「ＪＡあぐり」（同市日末町）で１日、植物工場で生産されたグリーンリーフレタスの販売が始まった。人工光を当てる水耕栽培で育つため虫や泥が混入せず、安心安全を売りにする。同所と道の駅「こまつ木場潟」で年間を通して販売する。

　レタスは、航空機や鉄道の内装材を手掛けるビルドス（小松市）が生産する。昨年４月から植物工場の事業に参入し、１日８００キロを栽培して大手コンビニに出荷している。農産物や農作業の安全性を示す国際規格「グローバルＧＡＰ（農業生産工程管理）」を取得している。一般向けの店頭販売は初めて。

　同社によると、通常より長い２週間ほど保存でき、みずみずしくシャキシャキとした食感が特徴という。露地栽培より早い４４日間で２００グラム程度に育つ。１株１７０円で販売する。福田隆二社長（５８）は「高品質で安心安全なレタスを食べてほしい」と話した。