福井県大野市の結ステーション周辺に2月4日、雪見灯ろうが設置された。冬季の一大イベント「第16回結の故郷 越前おおの冬物語」は中止となったが、冬の大野を楽しんでもらおうと、市と市観光協会などが30基以上を製作した。
「冬物語」は雪見灯ろうと大輪の花火が城下町を幻想的に照らす人気のイベント。今年は5、6日の開催を予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で2年連続の中止が決まった。
雪見灯ろうは結楽座付近や、通り沿いの歩道などに並んでいる。5日は晴れ間に訪れた人々が、雪の帽子をかぶった雪見灯ろうを写真に収めていた。
点灯はしない。天候次第だが、1週間程度は楽しめそう。
市観光交流課は「来年は冬物語を開催したいという願いを込めた。大野の冬らしい情景を楽しんでほしい」と話している。