桜の咲き始めた園内を散策する来園者=兼六園

桜の咲き始めた園内を散策する来園者=兼六園

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金沢・兼六園で無料開園 2万4600人、桜楽しむ

北國新聞(2022年4月4日)

 兼六園で3日、観桜期の無料開園が始まり、家族連れらが桜の咲き始めた春の名園を満喫した。石川県金沢城・兼六園管理事務所によると、3日の来園者数は2万4600人で、無料開園初日としては昨年の3万8800人には届かなかったものの、一昨年の2・4倍の人出となった。

 金沢地方気象台が3月30日に桜の開花を発表してから初の日曜。花見客が続々と訪れ、団子を売る店では10組ほどの列ができる場面も。夜のライトアップでは来園者が幻想的な光景を写真に収め、コロナ下でも日常が戻ってきたことをうかがわせた。

 県立美術館に続いて訪れた小松市沢町の益田孝子さん(75)は「兼六園はいつ来てもきれいで良い所」と笑顔で話した。

 無料開園は9日までで、閉園時間は午後9時半に延長され、日没からライトアップされる。県は感染防止のため、兼六園では茶店などを除いて屋外での飲食を禁止し、金沢城公園でも新丸広場と百間堀園地(旧沈床園)での大人数の飲食を自粛するよう求めている。

 3日の県内は高気圧の影響で晴れや曇りとなり、最高気温は金沢15・4度などほぼ平年並みだった。金沢地方気象台によると、4日は曇りとなる見込み。

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