コロナ禍に負けず住民交流と地域活性化を図ろうと、砺波市の福山自治会は5日、地元の休耕田にヒマワリの種をまいた。8月中旬、10万本が満開になる予定。
同自治会によると、地区は40世帯140人の小さな集落で高齢化率が44%と高い。夏に咲くヒマワリのように元気を出そうという意味を込め「福山元気プロジェクト」と銘打ち、休耕田の有効活用を企画した。
住民40人と近くの福祉型障害児入所施設「砺波学園」の10人が参加した。2カ所の休耕田5600平方メートルに、開花時の背丈が1・5~2メートルになるジルと呼ばれる品種の種をまいた。
砺波市庄東小学校3年の福沢杏佳さんは「ヒマワリが咲くのが楽しみ」と話した。休耕田はロイヤルホテル富山砺波に近く、福澤武邦福山自治会長は「宿泊客の目に留まり、観光スポットになればうれしい」と期待を寄せた。