富山県砺波市教育委員会は、地元の増山城など県内50カ所の城郭を巡ったことを証明する認定証を作った。同市頼成の市埋蔵文化財センターで、城巡りを達成した人が受け取れる。
市教委は4年前から、県内50カ所の城を紹介する「とやま城郭カード」を希望者に配っている。訪れた先を写真に収め、同センターに持ち込むともらえる。全てそろえた人は県内外に50人いるという。今回、認定証を75枚用意。城郭カードを50枚収めた写真を見せた人に配る。
新たに「攻略の証カード」も作った。増山城を歩いて利用する拡張現実(AR)アプリ「城ポジ 増山城-上杉謙信の秘刀-」のゲームをクリアすると、もらえる。市教委の市山和弥さん(24)は「カードをきっかけに、砺波市の埋蔵文化財を知ってほしい」と話した。