南砺市のJA福光は特産化を目指しているニンジンを使った「にんじんジェラート」を考案した。地元のジェラート店「ズッカ」が商品開発に協力。ニンジンの風味や甘さをたっぷり感じられる。
同JA管内のニンジンは昨年、136トン収穫され、今年も約8・8ヘクタールの畑で作付け。消費拡大と新たな活用策にしようと、4月からジェラート作りを始めた。現在販売している分は、昨年収穫した一部をペースト状にして使っている。
子どもにも食べてもらえるようヨーグルト味になっているが、ニンジンペーストが約4割含まれている。
商品開発を担当する同JA営農指導課の湯浅健課長補佐は「ジェラートの種類を増やすとともに、ニンジン入りドレッシングの商品化も進めていきたい」と話している。
価格は300円で、9月1日から330円とする。JA福光の直売所「う米蔵」で取り扱っている。