小矢部市埴生の中川毅さん(59)が、石動地区中心部の同市本町に自家焙煎(ばいせん)コーヒーの店を構えた。ガラス張りの開放的な造りやオレンジ色の明るい店名表示が特徴で、「街中を少しでも元気にしたい」と話す。
都内で大手電機メーカーに勤めていた10年ほど前、定年後の生活を考える中でコーヒーに関心を持ち、幅広い知識を備えたコーヒーコーディネーターの資格を取得。メーカーを早期退職して4年前、埴生地区にカフェを開店した。
多くの人にコーヒーを味わってもらおうと2号店の出店を模索。客として出入りしていた本町の自転車店の了解を得て店の一角を改装。10月19日に開店した。
3席のみで、主にテイクアウトに対応している。ガラス張りやオレンジ色の店名表示とすることで、入りやすい雰囲気を演出した。本格エスプレッソが売りで、海外6種類のコーヒー豆も販売している。試飲も可能だ。「お客さんとのコミュニケーションを大事にし、街中を明るくしていきたい」と意気込む。
営業時間は平日午前9時~午後6時。25日は休業。