富山県砺波市を拠点に活動する劇団「となみミュージカルキッズ」は３月４、５の両日、市文化会館でオリジナルミュージカル「ちいさな　ちいさな　お星さま」を上演する。今回は一般の６人を加え、幅広い年代の２７人が舞台に立つ。出演する小中高校生らが２８日夜、同市庄川生涯学習センターで本番の衣装を着て稽古に励んだ。

　劇団は２００５年に発足した。現在、県西部の小学３年生から高校生まで計２２人が所属し、年１回オリジナルの作品を上演する。

　「ちいさな－」は、小さな星のアンヌ王女が城を抜け出し、宇宙船で不時着した「ガラクタ星」を舞台に、そこで出会った住民や孤児との交流を通じて心の成長を遂げていく物語。２０１３年に上演した作品をリメークした。発足時から指導する福田博子さん（砺波市）が脚本・演出を担う。

　この日は元劇団四季団員の荒巻正さん（同市）らが指導した。出演者は保護者が手作りした衣装を着て、動きやすさを確かめた。主役を務める中田美那さん（同市庄西中３年）は「観客に感動を与えられる演技をしたい」と意気込んだ。

　３月４日は午後６時半、５日は午後１時半開演。自由席は大人１２００円（当日１５００円）、高校生以下５００円（同８００円）。指定席は１５００円。

　同ミュージカル実行委員会、となみミュージカルキッズを応援する会、市花と緑と文化の財団主催、北日本新聞社後援。問い合わせは市文化会館、電話０７６３（３３）５５１５。