4月22日に開幕する「2023となみチューリップフェア」に向け、砺波市花と緑と文化の財団は28日、メイン会場となる砺波チューリップ公園(同市花園町)の大花壇に、日差しを7割抑える遮光ネットの取り付けを始めた。開幕日に約3割開花し、フェア中盤に満開になるように調整する。
砺波市花と緑と文化の財団によると、この先1カ月は気温が高く、日照時間が多くなることから生育が進むと予想される。既に芽が出ている品種もあり、昨年より2週間ほど早くネットを取り付けた。
ネットは、15品種21万本が植えられている大花壇や円形花壇などを含めた4500平方メートルに設置する。この日は、市内の造園業者4人が高さ約2メートルの骨組みにネットをかぶせた。作業は3月10日ごろまで続き、4月中旬に取り外す。
同財団の三上亜紀代主査(48)は「開幕からきれいな花を見てもらえるように、しっかり準備していきたい」と話した。
フェアは5月5日まで。「チューリップが奏でる 色彩のシンフォニー」をテーマに、300品種300万本の花が会場を彩る。