観光施設「よいとこ井波」の空き店舗にリンゴあめとカフェの店をオープンさせた山口さん(右)と山内さん

観光施設「よいとこ井波」の空き店舗にリンゴあめとカフェの店をオープンさせた山口さん(右)と山内さん

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リンゴあめでにぎわいを 南砺・井波の空き店舗でカフェ営業中

北日本新聞(2023年5月10日)

 富山県南砺市井波の観光施設「よいとこ井波」の空き店舗だったスペースにカフェとリンゴあめの店「トート」がオープンした。キッチンカーでの販売も手がける大阪府出身の山口恭代さん(48)と東京都出身の山内利紀さん(22)が井波の町並みが気に入り店を構えた。当面はカフェとして営業し、リンゴあめは旬のリンゴが手に入る8月中旬から売り出す予定。2人は「地元のにぎわいづくりに貢献できたら」と意気込んでいる。

 2人は6年前、長野県で知り合った。当時、山口さんは白馬村の地域おこし協力隊員、山内さんは白馬高校に通っていた。

 山口さんは大阪に戻り、2年前から夫婦でカレーや飲み物を販売するキッチンカーを始めた。長野県でも営業して、旧知の山内さんが手伝うようになった。

 昨年秋に山内さんの友人の交流サイト(SNS)を通じて「よいとこ井波」に空き店舗があることを知り、昨年10月に下見に訪れた。風情ある町並みとメインストリートでもある八日町通りに面している立地が気に入り、入居を決めた。

 リンゴあめは昨年秋から白馬村などで販売していた人気商品だ。1日で100個以上売れたこともあるという。長野県産のリンゴを使ったこだわりの商品でシナモンやココア、粉糖などをトッピングできる。希望があれば食べやすいようカットして提供する。

 店は4月10日にオープンした。クロワッサン生地を使ったワッフルのほか、コーヒーやクリームソーダなどの飲み物を提供している。2人は「この場所を拠点にして広くキッチンカーで富山を巡っていきたい」と話している。

 店はキッチンカー出店時は休みとなるため不定休。

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