松本市の浅間温泉広場で4日、「浅間温泉新そば祭り」が2日間の日程で始まった。県内のそば打ち愛好家やそば店が計5ブースを出店し、新そば粉を使った盛りそばやかけそばを提供。多くの家族連れらが訪れ、舌鼓を打った。
そばと温泉を組み合わせて地域をPRしようと、浅間温泉観光協会などでつくる実行委員会が企画し17回目。温泉まんじゅうやおやきなど物産品の販売ブースが10軒並ぶほか、会場周辺の入浴施設で使える割引券を配っている。
初日は午前10時の開始から間もなく大勢が列をつくり、新そばを食べ比べた。松本市元町の会社員、宮川文葉(ふみは)さん(27)は「毎年この日を楽しみにしている。長野に生まれて良かった」と満足げ。実行委事務局の征矢野伸一さん(64)は「新そば粉を100%使った秋の味覚を楽しんでほしい」と話した。
5日は午前10時~午後3時に開く。